第9式 前蹚拗歩 (qian tang ao bu)

第9式 前蹚拗步(qian tang ao bu)の動画です。

<語句の説明>
  蹚:浅い水の中を歩く、道を探る
  拗步:左足を出すときは右手、右足を出すときは左手、と歩くこと。反対は順歩=ナンバ歩き)
  第9式は後ろに退いていく相手を前進して攻めていくようなシナリオでできています。
  よく第7式斜行拗步とセットで論じられます。
  第7式は北東方向へ進み、第9式は最初北東、それから南東方向へ進みます。ともに八卦の隅線上の技です。

動作を3つに分けて説明します(動画では1と2を続けています)
<動作1>
  第8式定式から左足を東へ着地しながら東方向へジー。左手と右手の労宮を合わせる。
  *ジーしながら徐々に左足を着地していくのでバランスを崩さないように丹田でグッと堪える。

<動作2>
 ①右足に重心を移しながら放松。更に身体を右に旋回しながら右手を円を描いて左胸の前に上げる。
  左手は腹の前に落とす。
 ②左つま先を外に開き(撇ピエ)身体を左に旋回し北東を向く。右手と左手は逆纏で斜立円を描きながら(右手内、左手外)、左手は胸前までポン(相手の拳を遮る動作)、右手は右胯横にで按する。
 ③重心を右足から左足に移し左足にしっかり立ち右膝を上げる。
  左手を腹前まで落とすと同時に右手は逆纏から順纏で立円を描き左手の上に落とす。

<動作3>
 ①南東へ右足擦脚(地に貼りつきながら)で”探るように一歩大きく出し(蹚の意味)”着地。右へ重心移動しながら両手は下弧を描く。(右肩の靠カオが隠れている)
 ②左へ重心移動しながら両手は順纏で上弧を描いて戻る。(左肩の靠カオが隠れている)
 ③両手を逆纏し、右へ重心移動しながら両手は両側へ伸ばして開く。目は右手前方を見る。

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『今日のメモ』毎日の練習は気づきの宝庫。太極拳の練習の成果が何に及ぶかは予測不可能。2012年9月〜のアーカイブは『練習メモアーカイブ』へ

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2012/3/20

日本養生学会第13回大会で研究発表をしました。

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